ノリタケカンパニーリミテド 三好事業所様

ノリタケカンパニーリミテドは、日本陶器合名会社として明治37年に創立。食器製造で培われた技術を応用し、現在では食器事業に加え、工業機材事業、セラミックス事業、エンジニアリング事業を展開する多角的企業へと変貌を遂げました。自動車や鉄鋼、医療、エレクトロニクス、次世代エネルギーに至るまで、幅広い分野に技術と製品を提供することで社会貢献を目指しています。

株式会社ノリタケカンパニーリミテド 三好事業所  [ 世界的食器メーカー ] 

所在地: 三好事業所:愛知県みよし市三好町東山300番地

TEL: 0561-32-2451  FAX:

URL: http://www.noritake.co.jp

習得の早さが証明する、IRONCADの操作性。
3D-PDFでイメージ共有、工程の戻りを削減。

どんな業務に携わっていますか?

(久保氏)所属している生産技術センターは、各事業部の生産技術部門では対応できない生産技術・生産設備を担当する部署です。彼(鈴木氏)が現在担当しているのは、セラミック材料を研削する旋盤のラインの設計で、私は樹脂を加工する生産装置の設計を行っており、ほとんどが構想図です。
(山田氏)担当はセラミックス事業部で新規の設備導入や治工具の設計です。ゼロからの設計製図、業者からの図面の確認等にIRONCADを使っています。


生産技術センター 久保 仁志 氏

IRONCAD導入前に困っていたことは?

(久保氏)二次元CADを使用していましたが、使いこなせてはいませんでした。また、依頼元の部署の設計者に説明するにあたり、二次元で描いた図面独特の見にくさが原因で、仕様確認において十分な検証がされずに許可が下りてしまうことがありました。そのため、実際に組み立ててみると想定と異なり、工程が後戻りするという状況が起きていました。
(山田氏)使っていたハイエンドCADは非常に多機能でしたが、高額のため台数が少なく、他部署が優先的に使用していました。二次元CADも所有していましたが、三次元での設計を望んでいました。


セラミックス事業部 山田 努 氏

IRONCADを選んだ理由は?

(久保氏)三次元CADはデータの修正で手間がかかるというイメージがありましたが、IRONCADのデモを見た時に、Triballで位置の変更や拘束部分の延長などが非常にしやすいという印象を受けました。
他社CADもハイエンドからミドルクラスまで検討しましたが、年間保守料などのランニングコストがあまりに高く、IRONCADは手頃な価格であるし、「導入してからなんとかなるだろう」という結論に至りました。
(山田氏)生産技術センターがIRONCADを入れたため、セラミックス事業部でも同じCADを選びました。データの互換性等を考慮すると社内で三次元CADを複数持つことは適切ではないと考えました。


▲実際にIRONCAD で設計した図面

IRONCADの導入効果は?

(久保氏)設計者以外ともイメージを共有できることです。
3Dモデルは回転させてチェックできるので、イメージが掴みやすくなりました。
二次元の図面から完成品をイメージするのは、そういった設計にある程度慣れた人でないとほぼ無理です。これまでは大きさのイメージさえ掴むのが難しく、出来上がってから「背が高いのでカットしてください」などと、完成品に修正が入ることがありました。
3D-PDFという形でイメージを依頼先に送れるようになったおかげで、仕様の誤解を招きにくく、分かりやすくなったと非常に好評です。
また、組立時点で発見される干渉などの不具合が少なくなりました。干渉チェックを必ず行うので、穴位置のずれがほぼなくなっています。組み付けた後に穴位置が違っていたというような事態は格段に減っています。


IRONCADの一番の強みは何だと思われますか?

(久保氏)稼動までの立ち上がりの早さだと思います。IRONCADは使えるようになるまでにそれほど労力が要りません。IRONCADを使うまで、CADというものは使えるようになるまでとても労力が掛かるものだと思っていました。


習得にどれくらいの時間が掛かりましたか?

(久保氏) 一ヶ月もすれば普通の図面は描くことができていました。無償の講習(IRONCAD無料体験セミナー)とサポートセンターへの質問と動画で学ぶだけで図面を描けるようになりました。
(鈴木氏)質問に動画で回答をいただけるというのは、わかりやすいです。
サポートセンターにメールを送るとその日のうちに返信があるので大変助かっています。
(久保氏)ハイエンドCADや他のミドルエンドCADだと一人一人高額な講習費用が必要ですが、IRONCADの場合は一人が操作を覚えれば、横展開するような形で全員が覚えていくことができます。チームは全体で7人、そのうちIRONCADを使う設計者は5人いますが、基本的に1ヶ月ほどで使えるようになりました。
(鈴木氏)集中的に使うことによって1ヶ月ぐらいで使えるようになると思います。


生産技術センター 鈴木 一司 氏

習得で工夫していることはありますか?

(久保氏)各自がサポートセンターに問い合わせた内容を全てデータベースに残しています。
いただいた動画ファイルや質問とそれに対する回答を、グループ内で共有しています。


CAMとの連携はどうされていますか?

(久保氏)用途でCADを使い分けています。CAMを使う場合はハイエンドCADを使い、ハイエンドCADで設計したデータをIRONCADで加工しています。例えば、金型の掘る部分はハイエンドCADで設計して、その周辺の部品をIRONCADで追加します。難しい曲面はハイエンドCADで設計し、そのデータをIRONCADで加工するということもあります。ハイエンドCADのカーネルはParasolidですが、IRONCADはParasolidとACISの両方が搭載されており、様々なデータとの互換性が高いため、このような作業に適しています。


今後取り組みたいことはありますか?

(久保氏)現在は電気を設計する時に、配電盤の機械図面と電気図面が別々になっていますが、これからはこれを一つにまとめてさらに設備にどのような配管を行うのかというところまで図面化することを考えています。配管を図面化していれば、同じような設備を設計する際に、それを参考にして電気設計者に指示を出すことが簡単になります。エアーの配管なども全部描けるようになれば更によいと思います。


▲実際にIRONCAD で設計した図面

取材: 2016年