Green Grow Engineering 様

Green Grow Engineeringは、あらゆる業界を対象に、お客様のニーズに合わせた製造装置、物流装置の設計から最終調整まで一貫して行う機械製造メーカーです。 タイ国内に拠点を持ち、東南アジアを中心に、インド、アメリカ、ヨーロッパまで、様々な地域に対応しています。

Green Grow Engineering  [ 機械メーカー ] 

所在地: 53/8 Moo 4, T.Huaykapi, Muang District Chonburi, Chonburi, Thai

TEL: +66-038-145-031 

URL: https://www.greengrow.co.th/

時間をかけるなら修正作業より構想検討
IRONCADの操作性とカタログ蓄積で設計時間を大幅短縮

設計から据付まで一貫して対応

(東氏)弊社ではお客様の製品に合わせた製造装置を製作しています。お客様の要求仕様に合わせ、機械の設計、制御、電気、製作、組立、据付までを一貫して行うことが可能です。私は要求仕様の詳細設計、打ち合わせ、部品図出図等の設計の工程管理を行っています。建材や家電など、様々な業界を対象に請け負っていますが、ここ2、3年は食品メーカーや自動車関係の設備が中心です。


Engineer 東 真一郎 氏

終わりのない修正より検討に時間を割くべき

(東氏)以前は2次元で設計していました。2次元では、時間をかけるほど図面は良くなるのですが、終わりがないんです。たとえば隠線を少しだけ変えるような改善には際限がありません。結局は何の役にも立たず、時間だけがかかり、自己満足で終わってしまうことが多い。図面の完成度を上げるためだけに時間を費やすのではなく、3次元での機構検討や詳細設計に時間を割く方向へシフトすべきだという判断に至りました。

3D は伝達が早い

(東氏)タイでは日本語が基本的に通じないので、絵で伝えるのが基本です。修正を伝える場合は、修正部分だけスナップして貼り付けたり、改造手順書のようなものを作成します。3Dはそういう作業が早いですね。打ち合わせにおいても、その場でモデルを回転しながら確認できるので、お客様との話が早く進みます。

操作性がCADのコンセプトを体現

(東氏)CAD選定にあたり、構想設計、詳細設計、2次元の組立図への展開、部品図への展開、部品リストの作成、組み立て中の不具合関係の修正、が最低限可能であることが条件でした。
IRONCADはその点を十分満たしていましたが、ほかの3D CADとは発想がそもそも違うんですよね。CADの構想と直感的な操作性がしっかり一致していて、確実に工数の削減と時間の短縮が見込まれたので、これは使うべきだと思いました。

構想に時間をかければ内容が変わる

(東氏)それぞれのCADで、評価項目ごとに可能/不可能をまとめて点数をつけ、時間がどれだけ短縮できるか表を作りました。
IRONCADを導入した場合「2次元図面の修正に5日かかるところが2日になり、浮いた3日は構想に回すことで、構想は長くなるが、部品図の修正は短くなる。部品図を描くのに10日かかるのが3日になり、トータルは変わらないが、(構想に時間をかけた分)中身が変わる」という話をした記憶があります。

IRONCADが一番手数が少ない

(東氏)直感そのままに3D形状をCAD画面上に落とせるという点は、ほかのCADと比較にならないほどのIRONCADの強みですね。押し出し機能を使わないので、明らかに早い。具体的な手数が少なくなることがわかったので、これはいいなと思いました。
IRONCADは、他のCADと操作性が全然違います。設定するべきパラメーターがそもそもない*。これは大きいですね。IRONCADは置いて穴をあけるだけですが、ほかのCADは色々なパラメーターを設定しないといけない。IRONCADは、本当に一番手数が少ないんです。どれが一番楽で早いかと言えば、ものも言わさずIRONCADです。IRONCADはポイポイ置くだけじゃないですか。置いて、穴をあけて、重ねて、それだけで図面ができ上がるので早い。直感的で、難しいことを考える必要がないというのが楽ですね。*パラメーターの設定も可能だが使用せずに設計できる

はじめてでも使いやすい操作性

(タノン氏)3D CADはIRONCADが初めてです。IRONCADは、作ったものを放り込む感じで、操作性が良いと思います。事前登録したものを呼び出して使う「カタログ」が便利ですね。
(キリサダ氏)他社3D CADを使用したこともありますが、IRONCADの方が使いやすいです。押し出しや穴あけの際にスケッチがない点が非常に操作しやすい。また、TriBallが使いやすさの最も重要な要素だと感じています。


タノン 氏

設計と検図の時間が大幅に短縮

(東氏)IRONCADを導入して、まず設計が早くなりました。最大の要因は、流用できるデータが増えたことです。導入してから5年分の積み重ねがあるので、流用することで設計がとても早くなっています。おそらく今後さらに早くなるでしょう。
3次元での流用は、前のプロジェクトをコピーしてから変更するだけです。3次元と2次元がリンクされているので、3次元の部品を伸ばせば、2次元図面の部品も伸びます。
2次元での流用もプロジェクトをコピーするのですが、2次元の部品図と2次元の組図は紐づいていません。2次元図面だけの場合は変更が反映されないので、本当に合っているか分からない。現地での手直しがまったく反映されていないこともあります。また、組図から部品図を展開する際、組図から部品図にその部分だけコピーペーストするので、本当に形が合っているのかわかりません。2次元で三面図を描いた場合に、上側と下側が一致しないパターンもあります。
以前はそれを確認するだけに何日もかかっていましたが、3D CADの場合は、必ず3次元をもとに2次元を作るので、外寸は絶対に合います。検図の作業がとんでもなく早くなり、トータルで部品図にかける時間が本当に短くなりました。


キリサダ 氏

スキルに依らず同じ図面ができあがる

(東氏)紙に印刷したら誰も気づかないような、中心線の長さを変えたり、重なりを消したり、隠れ線に変えたりといった図面を仕上げるだけの時間ががなくなりました。スキルに依らず、AさんBさんCさん全員同じ図面ができあがるのは、3次元の大きな特徴だと思います。

データ流用で打合せ中に設計が終わることも

(東氏)お客様との打合せは、設計中のデータをパソコンで開いて説明しながら行っています。コメントがあれば、「ここにこんな感じですか」とその場でレイアウトしています。「これはなかなか早いね」と言われますね。 また、既存のデータやカタログなど過去の蓄積からそのまま図面に持ってくれば、その場で設計が終わってしまいます。
IRONCADはカタログがいいですね。大量に蓄積して、全員に共有しています。規格の部材、ベアリングやよく使うセンサー関係なども地道に作りました。カタログは基本的に全部再利用できるので、増えれば増えるほど仕事がどんどん早くなり、ますます便利になると思います。


▲IRONCADで設計した装置。大量のカタログを作成して流用(上)

取材: 2025年