Nissen Kohki Thai Co., Ltd. 様

Nissen Kohki Thaiは、四半世紀にわたり、タイ国内で日系企業向けの装置開発事業を行っています。 組立機、検査機、専用加工機など、様々な装置の自動化・省力化に実績を持ち、2025年、インドにも合弁会社を設立しました。

Nissen Kohki Thai Co., Ltd.  [ 設備設計・製作 ] 

所在地: 1/16 TFD Industrial Estate (Motorway l Bangkok-Chonburi) Bangpakong Chacheongsao 24130

TEL:  

URL: https://www.nissenthai.co.th/

軽さ、コスト、業務との相性に魅力
1点ものの装置設計開発にIRONCADが活きる

日本品質の自動化設備をタイで実現

(平野氏)弊社は、自動化設備の設計から製造までをタイで行っています。タイでは人件費高騰や人手不足などの問題が起きているため、省人化・自動化を検討する案件が増えてきている状況です。これまで人間が行っていた作業や、人間の手では組立が難しい作業をロボットに置き換えて、組立機、検査機などを自動化しています。
主なお客様は日系の自動車部品メーカーで、そのほかにも家電、民生品、エアコン関係の仕事を請け負っています。各部署に日本人を配置して、ジャパンクオリティのきめ細かなサポートをお客様に提供できることが弊社の強みです。


代表取締役 平野 氏

以前は動作の重さとトップダウン設計に課題

(平野氏)元々は他社3D CADを利用していました。しかし、部品点数が増えるごとに、あるいはソフトがバージョンアップするたびに動作が重くなり、そのために作業や設計が遅くなるという課題がありました。また、動作が遅くなった分、3年に1回程度、パソコンのスペックを上げなければならない事態が起きていました。
この3D CADは難しくて煩雑ではありましたが、タイ人の社員は大学などで習得しているため、操作はあまり問題ではありませんでした。しかし弊社の場合、1点1点オーダーメイドで設備を作るため、トップダウンの設計をしなければならず、その点において非常に使いづらいソフトでした。

動作の速さ、業務適合性、コストを評価

(平野氏)新しいCADの選定にあたり、半年近く評価しました。取引先が使用しているCADや有名CADなど、様々なCADをウェブサイトなどで比較しましたが、価格面が合わなかったり、我々の業務に向いていないものが大半でした。 IRONCADは、ノートPCでも問題なく動作するところが大きな魅力でした。触ってみた一番の印象はやはり「速い」ということですね。部品点数が多くても動作が速い。インターフェイスに関しても、見やすくて使いやすいと感じます。私たちの業務(装置設計)に特化している点にも注目しました。
また、コストの面でも魅力がありました。他社3D CADもIRONCADも、同じく毎年保守費用がかかります。コストパフォーマンスを計算したところ、IRONCADを購入して保守費用を支払う方が、5年程度で総コストが低くなることがわかりました。

IRONCADの導入状況と他部署との連携

(平野氏)導入時には、クリエイティブマシンのサポートで、トレーニングを実施しました。タイ人の社員はやはり他社3D CADに慣れているので、最初は少し躊躇していましたが、IRONCADが使いやすいおかげでスムーズに習得できたと思います。3ヶ月もかからずに、大方の機能は使えるようになりました。今では設計者全員がIRONCADに完全に移行しています。
組立の部署では、別のソフトを使って3Dデータを現場で閲覧できるようにしていますが、電気の部署では、IRONCAD COMPOSE*で3Dデータを閲覧しながらセンサーの位置や動作を確認しています。

* IRONCADの無償ビューワー

トップダウン設計、共通部品の再利用、即時修正に効果

(平野氏)IRONCADを使うことで、トップダウンの設計が非常にスムーズにできるようになりました。
一番評価しているのは、部品点数が多くても非常にスムーズに動くことと、「カタログ」ですね。共通の部品が多数あるので、それらをカタログに登録して、ドラッグ&ドロップで3Dシーンに持って行ける点は非常に使いやすいです。
弊社では、お客様と3Dを見ながらDR(デザインレビュー)を行うのですが、お客様から「ユニットをここに置いて欲しい」、「逆にして欲しい」といったご要望があった際に、その場でTriBallで向きを逆にしたり、90度回転したり、簡単にできます。お客様からも見やすさをご評価いただいています。

(ブン氏)構想設計・コンセプト設計を行う際に、IRONCADはとても使いやすいと思います。以前使っていた3D CADと比較すると、既存のデータを修正したり、加工したりするのが非常に簡単です。基本的な機能も3カ月くらいで習得できました。
特にカタログ機能がいいですね。とても簡単に、ドラッグ&ドロップできるところがお気に入りです。
ロボットのシミュレーション(icROBOSim)は、使用機会がとても多く、今後もっと活用したいと考えています。


エンジニアリングデザイン ブン氏


▲IRONCADでの設計

アドインで出力したBOMを活用

(平野氏)弊社では、アドインのicBOM*1とicROBOSim*2を利用しています。
icBOMを使って全ての部品表をExcelに出力し、そのデータをAirtable(エアテーブル)*3というソフトに取り込み、設計後の部品のスケジュール管理などを行ってます。
icROBOSimはタイ人社員が利用していますが、設備をCAD上で動かすことが本当に簡単にできるようです。

*1 部品表作成支援アドイン。Excelと連携し、BOM 集計とプロパティ編集を行うことが可能
*2 IRONCAD上で動くロボットシミュレーター
*3 米国Formagrid Inc.が提供する、表計算ソフトのように使えるクラウド型データ管理サービス

コスト・材料管理とインド法人でのCADの統一を目指す

(平野氏)将来的には、先ほど述べたスケジュール管理に加えて、コスト管理も行いたいと思っています。材料や重さなどのデータもicBOMから取り出して、Airtableに流すことで実現できればと考えています。
また、昨年インドに現地法人を設立したので、今後はインドで設計を行うこともあると思います。データのやり取りを全てIRONCADで統一できれば、事業が順調に進むのではないかと期待しています。



▲1点ものの装置を丁寧に組み立てる

取材: 2026年