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E-1-2)シェルモデルの固定と回転

シェルモデルとソリッドモデルでは、節点の回転の扱いが異なります。 ソリッドモデルの場合、節点には回転方向の設定は出来ません。 ソリッドモデルのコーナーを回転するには、隣接する節点を移動して回転を表す必要があります。 ソリッドモデルにトルクを適用するには、複数の節点に適用されるトルクをシミュレートするために剛体要素を使用するか、トルクを提供するシャフトをシミュレートするために実際のソリッドを使用する必要があります。 ※剛体要素を取り扱うためには RBK オプション(別途有償)が必要です。

シェルモデルでは、設定された厚さのシートに近似されます。 節点を回転すると、節点を中心に設定された厚さのシートが曲げられます。 同様に、シェルモデルの節点に直接トルクを適用できます。 この追加の回転自由度をシェルモデルで使用できるように、シェルモデル解析時には「固定と回転」ページに、各節点で固定回転を指定するオプションが表示されます。

シェルモデルでは、次の固定と回転ダイアログが使用されます。

E-1-2(1)

回転の横にある使用チェックボックスを使用して、指定した座標方向(この場合は X、Y、Z)での節点の回転を設定できます。 変位座標系と回転座標系は常に同じ座標系になります。 回転の下にある単位プルダウンを使用すると、度またはラジアンで回転を指定できます。