MPIC2023 リリースノート

レスポンスの改善

2023 年版では、MPIC 有限要素モデルの読み込みと表示速度が、特別なキャッシュ データベース スキームを使用して劇的に改善されました。 MPIC で生成されたすべてのモデルについて、読み込みと表示は、ユーザー アクセスの最初の表示がはるかに高速化された後、オンデマンドの非表示の内部メッシュの読み込みが行われるように、迅速な可視性表示方式に従います。 大規模なモデルの場合、数百万の要素を含むモデルでは速度が数倍または 10 倍速くなる可能性があります。

※上記画像の265万節点の解析モデルをMPIC2022/2023それぞれで開く比較検証を行ったところ、 MPIC2023では、MPIC2022に対して8%の時間短縮が確認できました。

視覚的な機能追加

解析レビューに重要ないくつかの視覚的機能も追加されました。

左クリックスクロール

結果の表示で、移動中にマウスの左ボタンを押すと、有限要素表示がモデルの中心を起点に回転するようになりました。 これは、モデルの寸法が特定の方向に長い場合に便利です。

ジオメトリ面の強調表示

個々の要素の照会またはジオメトリ面がより明確になるように、より優れたインタラクティブな動的メッシュの照会/表示が追加されました。 マウスカーソルが目的の照会に移動すると、その場所を明確に示すためにハイライトが表示されます。

上記の画像は、MPIC2023における要素表示です。従来のバージョンと違い、赤いエッジにて強調表示されます。

リボンバーアイコンの強化

リボン バーのアイコンが強化され、アクティブまたはオン/オフの状態が表示されるようになりました。

左のリボンバーの状態は、メッシュのボディ、メッシュのエッジ、境界条件のアイコン表示状態になっており、 右のリボンバーの状態は、メッシュのボディ、メッシュのエッジ、境界条件のアイコン非表示状態になっております。

表示状態になっている場合は、アイコンが黒く強調表示されます。