投影図の作成¶
[3D インターフェース] の機能を使って、3Dデータとリンクした状態で、第三角法による投影図の配置、断面図や詳細図等の編集を行います。
.ics ファイルとして保存されていない 3D モデルは投影できません。
3D モデルファイルの読み込み¶
図枠入りテンプレート の 新規ファイルを開きます。
[3Dインターフェース]タブ → [投影図] をクリックします。
[投影図の出力]画面 が表示されます。
3D モデルのファイルを開いている場合¶
[正面図] のビュー画面に 3D モデルが表示されます。
3D モデルのファイルを開いていない場合¶
[参照] からファイルを選択します。
[参照] をクリックすると [ファイルを開く]画面 が表示されます。
ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
[正面図] のビュー画面に 3D モデルが表示されます。
正面図の設定¶
矢印ボタンで図を回転させ、正面図となるビューを選択します。
矢印を1度クリックすると90度回転します。回転角度は入力ボックスで変更できます。
[3D シーンの向き] をクリックすると、シーンに表示されている状態と同じ向きで正面図に表示されます。
モードの選択¶
投影モードを選択します。
項目 | 内容 | 用途 | 備考 |
---|---|---|---|
精密 | きれいな曲線で投影します。 | 主に単品図 | 大規模アセンブリは投影時間多。 |
クイック | 3D のレンダリング表示のまま投影します。 | 主にアイソメ図 | 3D 見た目のまま投影したい場合 |
ドラフト | 3D のサーフェスの滑らかさ値に則して投影します。 | 主に組立図 | 3D の滑らかさ値(デフォルト30) では、投影図の曲線は若干カクつきます。 |
[ドラフト]モードは、IRONCAD2024 から追加されました。 大規模な組立図の投影時間が大幅に短縮されます。
[ドラフト]モード でも 3D のサーフェス滑らかさ値を大きくすると大規模な組立図の投影時間は長くなります。ご注意ください。
図の選択¶
投影する図を選択します。
[標準的な三面図] をクリックすると、[正面図]、[平面図]、[右側面図] が自動的に選択されます。
図の選択をすると [OK]ボタン が有効になります。
パーツの非表示¶
投影したくないパーツを非表示に設定します。
[投影図の出力]画面 の [アセンブリ]タブ を開きます。
アセンブリの [+]ボタン でツリーを展開すると、パーツが表示されます。
パーツ/アセンブリを選択し、右クリックメニューから [非表示] を選択すると、当該パーツが [表示されない要素] に移動し、非表示になります。
パーツ/アセンブリを選択し、右クリックメニューから [非選択要素の非表示] を選択すると、選択していないパーツがすべて [表示されない要素] に移動し、非表示になります。
投影オプション、投影オブジェクトの設定¶
隠線やフィレット線の出力、投影するオブジェクトの選択、ハッチングなどを必要に応じて設定します。
[投影図の出力]画面 の [その他]タブ を開きます。
大規模アセンブリを投影する場合は、投影オプション、投影オブジェクトのチェックはすべて外してください。
投影オプション、投影オブジェクトの読み込みには、非常に時間を要します。
まず外形線のみを出力し、後から必要に応じて追加することをおすすめします。
投影オプション、投影オブジェクトを [メニュー] → [オプション] → [3D インターフェース] で設定すると、CAD自体に適用することができます。
[投影図の出力]画面 の設定が済んだら [OK] をクリックします。
CAXA画面上に正面図の配置ガイド図が表示されます。
左クリックで位置を確定すると、続いて側面図、平面図の配置ガイド図が表示されるので、それぞれ配置します。
すべての図を投影する場合の配置の順番は次の通りです。 ①正面図 ②下面図 ③右側面図 ④左側面図 ⑤平面図 ⑥背面図 ⑦アイソメ
補足図となる側面図、平面図、下面図、背面図の配置は正面図の水平または垂直方向に限られますが、アイソメ図は任意の位置に配置できます。
3D データが更新されると、2Dデータも更新されます。(3D と 2D がリンク状態にある場合)
投影図の作成には、モデルタブのみご使用ください。
レイアウトタブを使用して複数の参照先3Dシーンファイルとリンクすると、リンク構造が複雑化し、ファイル破損のリスクが高くなります。
尺度の変更¶
[レイアウト]タブ → [レイアウト設定] をクリックします。
[レイアウト設定]画面 が表示されます。
[図面の尺度] のプルダウンメニューから、尺度を選択します。
投影オプション・投影オブジェクトの追加¶
図の右クリックメニューから [投影図の編集] → [図のプロパティ] を選択します。
[図のプロパティ]画面 が表示されます。
[全般]タブ を開き、投影オプション、投影オブジェクトの設定を変更すると図に反映されます。